子どもの読書活動は、言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深くそして力強く生きるために必要な「生きる力」を身に付けるためには、欠くことのできないものです。
本宮市教育委員会
教育長 大内順一
本計画は、平成12年の「子ども読書年」を契機に国で子どもの読書活動の推進に関する法律が制定され、全国の自治体が地域の子どもの読書活動の推進を図るために策定されているものです。
本市でも平成20年3月に第一次計画を策定してから、5年ごとに計画の見直しを行って、新計画を策定し、今回で第四次計画となりました。
子どもの読書活動は、子ども達が言葉を学び、感性を磨き、表現力を高め、創造力を豊かなものにし、人生をより深くそして力強く生きるために必要な「生きる力」を身に付けるためには、欠くことのできないものです。
この基本的な考え方は、教育現場に ICT が導入され、デジタル社会といわれる今日でも揺らぐことのない教育の本質であり、今後もこの考え方を中心に本市の子どもの読書活動を進めていく必要があります。
本計画とともに、本宮市教育委員会では令和6年度を初年度とする「本宮市教育振興基本計画(第3期)」を定め、「笑顔あふれる共育のまち もとみや ~夢・生きがいをもち、共に育み、共に育つ教育を目指して~」を基本理念に、各教育施策を総合的・計画的に推進していくこととしております。このような中、読書活動については幼児教育から学校教育・生涯学習といった多岐にわたる教育分野の最も重要な基盤として位置づけております。
今後は本計画に基づき、様々な読書活動活性化のための施策が実施されることによって、本市の子どもたちが読書によって生きる喜びを実感し、生涯にわたって読書を友としながら、さまざまな人生の困難をも乗り越えて生きていくことのできるたくましい力を身につけるができることを期待しております。
終わりに、本計画の策定につきましては本宮市図書館協議会の委員の方々をはじめ、多くの貴重なご意見・ご提言をいただきました市民の皆様に深く御礼申し上げます。