ブックスタートコーナーの設置・絵本の相談受付
夢図書館・図書室では、赤ちゃんへの読み聞かせをする保護者向けに「ブックスタートコーナー」を設けて、利用して頂いております。またカウンターでご相談頂ければ、要望に合った絵本選びをお手伝いします。
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松谷みよ子 文/岩崎ちひろ 絵/童心社
この絵本は、赤ちゃんに読んであげるというよりは、赤ちゃんの保護者のための1冊です。保護者が赤ちゃんに声をかけてあげたり、一緒に遊んであげたりするときにこの絵本にのっているような美しい言葉をかけてあげたら、それを受け止める赤ちゃんはどんなに幸せでしょうか。この本は本文とともに最後のあとがきなども読んで、赤ちゃんや言葉について理解も深めてみてください。
小林衛己子 編/大島妙子 絵/のら書店
わらべうたの中でも親子で遊べるものを集めたのがこの本です。ですから作者はわらべうたではなく、親子で遊べる「あそびうた」としてたくさんのうたと遊び方を紹介しています。昔から伝えられてきたあそびうたには、子どもが健やかに育つためのエッセンスがたくさん含まれています。あそびうたをたくさん行なうことで親子のスキンシップを自然に図ることができ、育児をより楽しいものにしてくれます。
つちだよしはる 絵/グランまま社
幼い頃よく口ずさんだ童謡をたくさん集めた絵本です。楽譜も付いているので、すぐに親子で歌えます。挿絵もやさしく、手遊びなどがついている歌はそのやり方なども絵を見ながらできます。歌を歌うことは、言葉の力を養う上でも大切なことです。この絵本にのっている楽しいい歌をたくさん歌って親子のスキンシップを図りましょう。
松谷みよこ 文/瀬川康夫 絵/童心社
赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」の遊びを、ねこ、くま、ねずみ、きつねたちが順に出てきてするお話です。ページをめくると「ばあ」の画面が出てきて、色彩的には地味ですが、子どもたちは次ぎにでてくる動物たちの「ばあ」を心待ちにします。伝承遊びを絵本にしたものなので、遊びの世界から絵本の世界へ自然に入ることができ、絵本を身近に感じることができます。
まついのりこ 作・絵/ 偕成社
いろいろな乗り物や動物、楽器などが簡潔に描かれていて、それぞれが発する音や泣き声を見聞きで紹介しています。擬音語や擬態語は、言葉を理解して話すためにも大切なものです。それらがこの絵本には沢山でてきて、色彩豊かな絵は赤ちゃんにはとても見やすいものです。絵本の装丁がボードブックという厚手の紙で丈夫に作られているのも、本をおもちゃ代わりにする赤ちゃんのための絵本といえます。
ディック・ブルーナー 文・絵/石井桃子 訳 福音館書店
大きな庭の真ん中にあるかわいい家に住むふわふわさんとふわおくさんという2匹のうさぎの間にうさこちゃんというかわいい赤ちゃんが生まれるお話です。ブルーナーの色彩のはっきりしたシンプルな絵が特徴的です。赤ちゃんの生まれてくる喜びが素直に伝わってくる愛情豊かな絵本です。
林明子 作/福音館書店
2匹のネコが屋根にのぼっていると丸いお月さまが出てきます。ところが、そこに雲がやってきてお月さまをかくしてしまいます。月の表情が豊かで、ネコ達の気持ちはそのまま読んでもらっている赤ちゃんの気持ちを表しているかのようです。満月の夜の神秘的な光景が赤ちゃんの心をしっかりとらえるお話です。
安西水丸 作/福音館書店
がたんごとんがたんごとんと汽車が通っていくと、とちゅうで哺乳瓶やコップやスプーン、りんごやバナナなど赤ちゃんに身近なものや動物たちが次々にこの汽車にのってきます。繰り返しの面白さと言葉のリズムの心地よさを感じることのできる絵本です。読み終えた後も「がたんごとん がたんごとん」のフレーズは耳に残ります。
平山和子 作/福音館書店
この絵本には、すいかやもも、ぶどう、りんごなど季節のくだものが本物以上に美味しそうに絵がかれています。絵本を見ていると赤ちゃんは思わず手を出して食べようとするくらいです。そんな気持ちを察するように次のページでは「さあ、どうぞ」と食べられるようにあらったり、皮をむいたくだものがでてきます。この絵本を見て、一緒にお話しながら美味しい果物を味わってみてください。
谷川俊太郎 作/元永定正 絵/文研出版
抽象的な色彩豊かな絵と言葉による絵本です。保護者は言葉の意味を考えてしまいますが、子どもたちに読んであげると無条件に目を輝かせて喜んで聞いてくれる絵本です。ですから、保護者の側は言葉の意味にこだわらず、言葉のリズムにのって自分の想像力をはたらかせて読んであげてください。言葉の力と想像力を育む絵本です。
岸田衿子 作/中谷千代子 絵/福音館書店
動物園のかばの一日の様子を描いた絵本です。かばののんびりした様子や、たくさん食べる様子など迫力のある絵で表現しており、思わず笑みがこぼれてしまいます。一緒に描かれているかめやかばの子どもが、かばの大きさや重々しさをさらに強調しています。ストーリーは特にありませんが、読んであげるとリズムのある文章が心地よく心に残る絵本です。
石井桃子 作/横内襄 絵/福音館書店
ちいさなねこがおかあさんねこが見ていない間に、ひとりででかけていきました。途中であぶない目にあいますが、おかあさんねこが助けにきてくれて、ぶじ家に帰ることができました。親元から離れて少し冒険したいという子どもの気持ちをそのままお話にした絵本です。子どもはちいさなねこの身になってお話の世界に浸ることができます。
なかのひろたか 作・絵/なかのまさたか レタリング 福音館書店
ぞうくんがさんぽにでかけると、途中でかばくん、わにくん、かめくんも背中にのって一緒にさんぽをします。みんなをのせて重くなったぞうくんは池の中に落ちてしまいます。次々に動物たちがふえて背中に乗っていく前半は積み重ねのお話の楽しさを味わい、池に落ちてしまうところではドキドキして、最後には親子で一緒に笑える楽しい絵本です。
かやわまけん 作/こぐま社
しろくまちゃんは「わたし、ほっとけーきをつくるのよ」と言って、はりきっておかあさんとホットケーキを作ります。おかあさんと初めて料理をする喜びと友達と一緒に食べる楽しみが自然に伝わってきます。絵本の中でも特にホットケーキが焼き上がるページは、本当に美味しそうで食欲をそそられます。
ロシア民話 A・トルストイ再話 内田莉莎子 訳/佐藤忠良 画/福音館書店
おじいさんがうえて、大きく育ったかぶを抜こうとしましたが、おじいさん一人では抜くことができません。そこでおばあさん、まご、いぬ、ねこ、ねずみが次々出てきてかぶを抜くのを手伝ってくれて、やっと大きなかぶを抜くことができました。「うんとこしょどっこいしょ」の繰り返しが聞き手の心に印象的に残ります。読み手も聞き手と一緒に大きなかぶを抜いているような一体感のある楽しい絵本です。
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ロシア民話 トルストイ再話 佐藤忠良絵 福音館書店
おじいさんがうえたかぶがとても大きくなりました。おじいさんはかぶをぬこうとしましたが、なかなかぬけません。かぶをぬこうと、おじいさん、おばあさん、まご、いぬ、ねこ、ねずみが力をあわせてひっぱります。
ロシアの昔話を絵本にしたすばらしい絵本です。
フランソワーズ・セニョボス作 岩波書店
まりーちゃんはひつじのぱたぽんに子どもがうまれたら、その毛をうってなんでもすきなものが買えると期待します。パタポンのひつじが2匹だったら、3匹たったらとまりーちゃんの想像はふくらんでいきます。
まりーちゃんとひつじのやりとりがおもしろく、まりーちゃんの想像がどんどんふくらんでいく様子を一緒に楽しめる絵本です。
北欧民話 マーシャ・ブラウン絵 福音館書店
がらがらどんという3匹のやぎがいました。ある日、山の草場で太ろうと山へむかいましたが、途中の橋には悪いトロルがいて、やぎたちを食べようとまちかまえています。
三匹のやぎとトロルのやりとりを楽しみながら、大きなやぎとトロルの一騎打ちが子どもの心を躍らせます。躍動感あふれる絵も楽しいお話を盛り上げている絵本です。
ルドウィッヒ・ベーメルマンス作・絵 福音館書店
パリのつたのからんだある古い屋敷に12人の女の子が先生のミス・クラベルといっしょにくらしていました。ある日そのうちの一人マドレーヌが川へ落ちてしまい、一匹の犬に助けられます。その犬は女の子たちと暮らし始めました。12の女の子たちが犬をとりあい、大騒ぎになる様子はいかにも元気な子どもらしい姿です。
絵もパリ市内の景観をまるで一つの絵画になるように芸術的に描かれています。ストーリーの結末が面白く、最後まで楽しめるお話です。
カーラ・ラスキン文・絵 偕成社
ウィリアムのおかあさんは、ウィリアムのことならなんでも知っています。ウィリアムはおかあさんに「もし、ぼくが○○だったら・・・」と自分を動物にたとえます。でもおかあさんは、ウィリアムがどんな動物になっても見つけてしまいます。
おかあさんはいつでもどんなところでも、自分をちゃんとわかってくれるという信頼を育む絵本。楽しみながら親子の深い愛情を感じることができます。
コロマ神父 文 土方重巳 絵 岩波書店
むかし、スペインという国に心が優しく、人々に慕われた王様がいました。この王様は子どものころ、自分のぬけた歯をとりにきたぺれすというねずみと一緒に貧しい子どもぱぶろのところへねずみに姿を変えて行きました。王様はぱぶろを見て初めて貧しさというものを知りました。
他者を理解することや思いやりの心の大切さなどを、小さな子どもにもわかりやすく描いています。
マリア・テルリコフスカ作 ボブダン・ブテンコ絵 福音館書店
あるひ、しずくがおばさんのバケツから飛び出して、旅にでました。外に出てよごれてしまったり、蒸発したり雨になったり氷になったりと形を変えて冒険します。
水、水蒸気、氷という水の自然現象を簡単にわかりやすく絵本に取り入れ、冒険物語にすることで子ども達にうけいれやすく楽しめる本になっています。
モーリス・センダック作 福音館書店
マックスはおおかみの服を着て、おおあばれして夕ごはんぬきで寝室にとじこめられてしまいました。すると部屋が森になり、マックスは船にのって「かいじゅうたちのいるところ」につきました。そこでマックスは魔法をつかって、かいじゅうたちの王さまになります。
個性的なかいじゅうたちの絵は、一度見たら忘れられないインパクトを与えます。わんぱくなマックスの冒険のお話は子ども達の想像力を育みます。
アーサー・ミラー作 偕成社
ジェインのもうふはピンクの赤ちゃんのもうふです。ジェインがはいはいする赤ちゃんのときからずっとこのもうふを大事にしてきました。しかし、しだいにジェインが大きくなるにつれて、もうふは小さくなってジェインを包むことはできなくなりました。でも、もうふの新しい使い道がみつかりました。
もうふは、ジェインにとって大切なものです。それがなくなってしまって、子どもの心の中で大切に生き続けていることを教えてくれるあたたかい物語です。
H・A・レイ文・絵 岩波書店
さるのジョージは動物園にすんでいるかわいいこざるでしたが、とてもしりたがりでした。ある日、ジョージはかぎをぬすんでおりをぬけだし、レストランの皿洗いやビルのまどふきなどをしますが、もちまえの好奇心から失敗してしまいます。
しりたがりやのさるのジョージがまきおこすいたずら物語ですが、なぜかにくめないキャラクターであり、愛嬌のあるかわいい絵が魅力的です。シリーズで読んでほしい本です。
バージニア・リー・バートン文・絵 福音館書店
ちゅうちゅうというきかんしゃがありました。あるひ、ちゅうちゅうは、おもい客車をひくのがいやになってにげだしました。ちゅうちゅうはどんどん走り始め、周りにめいわくをかけながら、とうとう古い線路に迷い込み動けなくなりました。
子ども達の大好きな機関車が、大きな本の画面いっぱいにスピード感あふれて疾走する姿はとても迫力があります。お話もちゅうちゅうが冒険の失敗を教訓として前向きにとらえる姿が、子ども達に勇気と安心を与えます。
ロバート・マックロスキー文・絵 福音館書店
かものマラードさん夫婦は、ボストンの町中で巣を作れる場所をさがしました。やっと川の中洲によい場所をみつけひなをかえすことができました。マラードさんは一歩先に公園の池でまっています。マラードさんのおくさんと子ども達は公園へむかってボストンの町中を歩き始めました。
大きな画面にボストンの町並みや、かものようすが魅力的にえがかれ、それをとりまく人間の優しさにみちあふれた本です。
神沢利子 作 井上洋介 絵 ポプラ社
ウーフは、はちみつが大好きなくまの子です。ウーフを主人公にした9つのお話が入っています。ウーフとおとうさんおかあさん、そしてともだちとのやりとりを楽しみながら読むことができます。
のんびりやで好奇心旺盛なくまの子は、等身大の子どもそのままの姿で、子ども達の共感を誘います。のんびりやのウ―フの様子が優しい絵からも伝わってきます。
ルース・スタイン・ガネット作 ルース・クリスマン・ガネット絵 福音館書店
あるときエルマーは、りゅうの子が動物島にとらわれていることを知りました。空を飛びたいと思っていたエルマーは、そのりゅうを助けに行くことにしました。
エルマーがりゅうを助けようとして、動物島でさまざまな動物たちに出会い、さまざまな困難を克服していくようすが楽しい本です。続きもあるので、ぜひそちらも読んでみてください。
アリソン・アトリー作 中川宗弥絵 童心社
村のくさかりばにあるきもちのよい家で、うさぎのチム・ラビットはおとうさんとおかあさんとすんでいました。まだ、ちいさいチム・ラビットには知らないものや知らないことがたくさんあって、両親や森の動物たち、人間たちとのかかわりを通して成長していくお話です。
お料理上手のおかあさん、やさしいおとうさんの愛につつまれ、チム・ラビットが自然の中でのびのびと元気に活躍する姿がいきいきとえがかれています。
木下順二 文 清水崑 絵 岩波書店
むかし、かにがみつけてきて育てた柿の実をさるが横取りして 食べてしまいました。そのうえ、かにはさるに青い実をなげつけられて死んでしまいました。するとかにのおなかから、たくさんの子がにが生まれてさるのあだうちに行くことになりました。途中、くり、ハチ、うしのふん、はぜぼう、うすが加わって、みんなで協力してさるをやっつけるお話です。
日本の有名な昔話ですが、リズミカルな文、絵も大胆で分かりやすく昔話の雰囲気を十分に味わえる一冊です。
斉藤洋 文 杉浦範茂 絵 講談社
とある町のくろねこルドルフは、魚屋さんに追いかけられ、トラックに乗って、東京へきてしまいました。ルドルフはそこで大きなトラねこのイッパイアッテナに出会いました。イッパイアッナはルドルフにノラネコ生活だけでなく、文字も教えてくれました。
2匹のねこのやりとりが楽しい本です。とくにイッパイアッナがルドルフをキョウヨウのあるねこにしようと、学級文庫や図書館へ行って字を教える姿は真剣そのものです。読み始めたら、面白くてとまらなくなる本です。続編もありますので、ぜひそちらも読んでみてください。
バージニア・リー・バートン文・絵 岩波書店
「地球上のせいめいがうまれたときから、いままでのおはなし」を演劇のように見せるというユニークな方法で作られた本です。地球の誕生から、生命のはじまり、さまざまな生物の進化、人間の歴史などについて、時系列で正確に説明しています。内容は幅広く難しい内容をとてもわかりやすく、丁寧な絵で説明されています。これを読むと私たち人類の歴史は地球の歴史から比べるとまだまだ歴史が浅く、さまざまな生物の進化をへて、自分達が存在しているのだということがよくわかります。
単なる子どもの本にとどまらないスケールの大きい科学の本です。
オトフリート・プロイスラー作 偕成社
ある日、少年カスパールのおばあさんのうちに、ホッツエンプロッツという大どろぼうが入り、おばあさんの大切にしているコーヒ―ひきをぬすんでしまいました。カスパールは友だちのゼッペルといっしょにおばあさんのコーヒーひきを取り戻すために冒険にでかけていきます。
二人の少年が、大どろぼうをつかまえるために森のかくれがや、ふしぎな館を舞台に大活躍するお話です。このお話には続きもありますので、ぜひそちらも読んでみてください。
リンドグレーン作 岩波書店
スウェーデンのある町に住む少年カッレは、いつか名探偵になりたいと思っていました。ある夏休み、友だちのエヴァ・ロッタの家にエナイルという名のおじさんがやってきました。カッレはこのおじさんが何かをかくしていることに気がつきます。カッレはさっそく探偵としておじさんをみはり始めます。そのうちにカッレやエヴァは、とても大きな事件にまきこまれてしまうことになります。
大人顔負けの探偵活動をくりひろげる姿が面白くて読みごたえがあります。最後までハラハラドキドキの連続のお話です。
E・B・ホワイト作 ガース・ウィリアムズ絵 評論社
農場に1匹だけ小さく生まれたこぶたのウィルバーは、あやうく殺されそうになるところを、娘のファーンに助けられて育てられました。同じ納屋には、クモのシャーロットがすんでいて、2匹はとても仲良しになりました。ある日、クリスマス前に自分がハムにされることを知ったウィルバーは悲しみにくれて泣き出しました。それをみたシャーロットはウィルバーを助けるために、信じられないようなことをして奇跡をおこしました。
農場に住む人々や動物たちを生き生きと描いて、いのちの大切さや友情について考えさせられる本です。じっくりと読んでほしい一冊です。
ロアルド・ダール作 クェンティン・ブレイク絵 評論社
貧しくて、いつもおなかをすかせているチャーリーは、まどからみえるワンカ氏のチョコレート工場にあこがれていました。ワンカ氏は板チョコにくじをいれて、くじにあたった5人を工場見学をすることができるようにしました。幸運にもチャーリーは5人のうちの一人になることができました。工場の中はまるで、夢のようにすばらしい世界でしたが、次々と不思議なできごとがおこります。
子ども達が大好きなチョコレートをテーマにしたお話です。工場でおこる不思議なできごとにひきこまれて、一気に読んでしまえる魅力のある本です。
C・S・ルイス作 岩波書店
いなかにやってきた四人兄弟があるとき古い屋敷を探検しているうちに不思議なたんすをみつけました。そのたんすは、この世とは別のふしぎな世界への入り口になっていました。兄弟がその中を入っていくと、ナルニアという別の国につきました。その国は長い間白い魔女に支配されていて、雪と氷に閉ざされた冬の世界でした。この国を魔女の支配から自由にすべく、兄弟とライオンの姿のアスランが協力して、魔女と対決するお話です。
ナルニア国ものがたりは、この『ライオンと魔女』が最初で全巻7巻のシリーズになっています。全部読むとナルニア国物語は壮大なお話であることがわかります。ぜひ、全巻通して読んでみてください。
ローズマリ・サトクリフ作 岩波書店
青銅時代のブリテン時代のお話。主人公のドレムは片腕の不自由な少年でしたが、部族の戦士をめざしていました。そのためには、オオカミ殺しの儀式に参加して、一人でオオカミをたおさなければならなりませんでした。ドレムはその儀式に挑みますが、失敗して部族から離れて生きなければならなくなりました。部族の戦士になることを夢に生きてきたドレムは、挫折して羊飼いの仲間になる道を選びますが、心の中は決して満足のいくものではありませんでした。しかし、あるときドレムの身の上に思いがけないことがおこり、意外な結末を迎えます。
思春期の希望と挫折、そしてそれを乗り越える勇気や友情という、人が成長する上で突き当たる困難や心理的葛藤をいきいきと描いています。読みごたえのある骨太の本を読みたい人には、ぴったりの本です。
このほかにも、しらさわ夢図書館では読書の秋によんでほしい本をたくさん用意してみなさんのおいでをお待ちしています。
書名 | 作者名 | 画家名 | 出版社 | 形態 | |
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1 | ててててて | 五味 太郎 | 偕成社 | 絵本 | |
2 | ままです すきです すてきです | 谷川 俊太郎 | タイガー立石 | 福音館書店 | 絵本 |
3 | あいうえおうさま | 寺村 輝夫 | 和歌山 静子 | 理論社 | 絵本 |
4 | がちゃがちゃ どんどん | 元永 定正 | 福音館書店 | 絵本 | |
5 | くろねこかあさん | 東 君平 | 福音館書店 | 絵本 | |
6 | るるるるる | 五味 太郎 | 偕成社 | 絵本 | |
7 | おっと合点承知之助 | 斎藤 孝 | つちだ のぶこ | ほるぷ出版 | 絵本 |
8 | こんにちワニ | 中川 ひろたか | 村上 康成 | PHP研究所 | 絵本 |
9 | こちょ こちょ こちょ | うちだりんたろう ながのひでこ | 童心社 | 絵本 | |
10 | まどさんの詩の本 あのうたこのうた | まどみちお | 長 新太 | 理論社 | 児童書 |
11 | わんわん わんわん | 高畠 純 | 理論社 | 絵本 | |
12 | ぴかくん めをまわす | 松井 直 | 長 新太 | 福音館書店 | 絵本 |
13 | まさか さかさま その1~5 | 伊藤 文人 | 伊藤 文人 | 新風舎 | 絵本 |
14 | めのまどあけろ | 谷川 俊太郎 | 長 新太 | 福音館書店 | 絵本 |
15 | ゴムあたまポンたろう | 長 新太 | 童心社 | 絵本 | |
16 | かかかかか | 五味 太郎 | 偕成社 | 絵本 | |
17 | おひさまおねがいチチンプイ | なかがわ りえこ | やまわき ゆりこ | 福音館書店 | 絵本 |
18 | そしたら そしたら | 谷川 俊太郎 | 柚木 沙弥郎 | 福音館書店 | 絵本 |
19 | つきよのキャベツくん | 長 新太 | 文研出版 | 絵本 | |
20 | にゅーっ するするする | 長 新太 | 福音館書店 | 絵本 | |
21 | かずの絵本 | 五味 太郎 | 五味 太郎 | 岩崎書店 | 絵本 |
22 | もけら もけら | 山下 洋輔 | 元永 定正 | 福音館書店 | 絵本 |
23 | カニ ツンツン | 金関 寿夫 | 元永 定正 | 福音館書店 | 絵本 |
24 | いちねんせい | 谷川 俊太郎:詩 | 和田 誠 | 小学館 | 児童書 |
25 | ラン パン パン | マギー・ダフ:再話 | ホセ・アルエゴ | 評論社 | 絵本 |
26 | うそつきのつき | 内田 麟太郎 | 荒井 良二 | 文渓堂 | 絵本 |
27 | かえるがみえる | まつおか きょうこ | 馬場 のぼる | こぐま社 | 絵本 |
28 | さる・るるる | 五味 太郎 | 絵本館 | 絵本 | |
29 | どうぶつはいくあそび | きしだ えりこ | かたやま けん | のら書店 | 絵本 |
30 | これはのみのぴこ | 谷川 俊太郎 | 和田 誠 | サンリード | 絵本 |
31 | なんげえはなしっこしかへがな | 北 彰介 | 太田 大八 | 銀河社 | 絵本 |
32 | どかんねこ | 矢玉 四郎 | ポプラ社 | 絵本 | |
33 | へんしんトンネル | あきやま ただし | あきやま ただし | 金の星社 | 絵本 |
34 | まねっこねこちゃん | 長 新太 | 長 新太 | 文渓堂 | 絵本 |
35 | どこ? | 山形 明美 | 講談社 | 絵本 | |
36 | つきよ | 長 新太 | 長 新太 | 教育画劇 | 絵本 |
37 | キャベツくん | 長 新太 | 長 新太 | 文研出版 | 絵本 |
38 | ブタヤマさんたらブタヤマさん | 長 新太 | 文研出版 | 絵本 | |
39 | 落語絵本 じゅげむ | 川端 誠 | クレヨンハウス | 絵本 | |
40 | おだんごパン | せた ていじ:やく | わきた かず | 福音館書店 | 絵本 |
41 | つれた つれた | 内田 麟太郎 | 石井 聖岳 | 解放出版社 | 絵本 |
42 | サルビルサ | スズキ コージ | 架空社 | 絵本 | |
43 | どんどんちっちどんちっち | 川崎 洋:作 | 長 新太 | 学習研究社 | 絵本 |
44 | ぺろ ぺろ ぺろ | 長 新太 | BL出版 | 絵本 | |
45 | ピィピィなくのはさるだっけ? | メラニー・ウォルシュ | あすなろ書房 | 絵本 | |
46 | ハエをのみこんだおばあさん | シムズ・タバック:作 | フレーベル館 | 絵本 | |
47 | たぬきのじどうしゃ | ちょう しんた | 偕成社 | 絵本 | |
48 | しりとりあいうえお | 石津 ちひろ | はた こうしろう | 偕成社 | 絵本 |
49 | ぽぽぽぽぽ | 五味 太郎 | 偕成社 | 絵本 | |
50 | ぼくとわたしのせいかつえほん | つちだ よしはる | グランまま社 | 絵本 | |
51 | ことばのこばこ | 和田 誠 | 和田 誠 | 瑞雲社 | 絵本 |
52 | どうぶつはやくちあいうえお | きしだ えりこ | のろ書房 | 絵本 | |
53 | イラスト子ども短歌 1 心をみつめて | NHK学園 | しばはら・ち | 汐文社 | 絵本 |
54 | イラスト子ども短歌 2 からだで感じて | NHK学園 | しばはら・ち | 汐文社 | 絵本 |
55 | イラスト子ども短歌 3 季節のなかで | NHK学園 | しばはら・ち | 汐文社 | 絵本 |
56 | イラスト子ども短歌 4 いろんな想いを | NHK学園 | しばはら・ち | 汐文社 | 絵本 |
57 | ころころころ | 元永 定正 | 福音館書店 | 絵本 | |
58 | ごぶごぶ ごぶごぶ | 駒形 克己 | 福音館書店 | 絵本 | |
59 | もこもこもこ | たにかわ しゅんたろう | もとなが さだまさ | 文研出版 | 絵本 |
60 | 知らざあ言って聞かせやしょう | 河竹黙阿弥 | 飯野和好 | ほるぷ出版 | 絵本 |
61 | さかさま | 安野光雅 | 福音館書店 | 絵本 | |
62 | ふしぎなさーかす | 安野光雅 | 福音館書店 | 絵本 | |
63 | ふしぎなえ | 安野光雅 | 福音館書店 | 絵本 | |
64 | さよなら さんかく | 安野光雅 | 講談社 | 絵本 | |
65 | そら、にげろ | 赤羽末吉 | 福音館書店 | 絵本 |